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仏教体験 Experience

仏教体験

坐禅体験

曹洞宗の教えの根幹は坐禅にあります。それはお釈迦さまが坐禅の修行に精進され、悟りを開かれたことに由来するものです。禅とは物事の真実の姿、あり方を見極めて、これに正しく対応していく心のはたらきを調えることを指します。そして坐ることによって身体を安定させ、心を集中させることで身・息・心の調和をはかります。

【普勸坐禅儀】
乃ち正身端坐(しょうしんたんざ)して、左に側ち右に傾き、前に躬り後ろに仰ぐことを得ざれ…
左に側(そばだ)ち:神経を集中させ、相手の話を良く聞こう
右に傾(かたぶ)き:無理して傾いたりせず、ありのままの自分を出そう
前に躬(くぐま)り:「私なんか…」と、萎縮して身体を丸めて小さくならず
後ろに仰(あお)ぐ:大きく胸を張るが、けして偉そうに振る舞わず謙虚になろう
正身端坐乃ち姿勢を正す坐禅とは、そのまま人としての生きざまに通じます。

写経/写仏体験

写経とは仏教のお経を紙に書き写す修行のことです。写仏とは仏さまを紙に書き写す(塗り絵など)修行です。日々のストレスを忘れたい時、心をすっきりさせたい時に写経をすると気持ちがふっと軽くなることができます。

自宅でも出来る仏道修行

何年か前に「トイレの神様」という歌がヒットした事を覚えていますか?トイレの神様とは、「烏枢沙摩明王(うすさま明王)」の事を言います。烏枢沙摩明王は、仏教が生まれる以前の古代インド神話に登場する「炎の神(アグニ)」のことです。真理を悟ったお釈迦さまによって、インドやアジアを中心に仏教が盛んに信仰されるようになると、「炎の神(アグニ)」は炎で焼き尽くす神力を持った「火の仏」と解釈され、現代では天台密教や禅宗の五大明王の一尊として信仰されています。
烏枢沙摩明王には、日々蓄積する物理的な汚れを炎で焼き尽くして浄化する力と、心の不浄を浄化する2つの神力があると伝えられています。昔からトイレは不浄な場所とされてきました。不浄を浄化するために、強力な浄化の力を持つ烏枢沙摩明王をお寺ではトイレに祀るようなったとされています。そして、この烏枢沙摩明王にはすごい力があるとされています。烏枢沙摩明王に好かれると「金運」、「健康運」、「結婚運」が上がり開運招来すると言われています。

禅には「動」の修行と「静」の修行がある。「静」の修行は先に記した坐禅で、「動」の修行は掃除である。

禅宗寺院ではトイレの事を「東司(とうす)」といい、不浄を常に清淨化することは心の浄化につながることから、東司の掃除は修行僧の長がすすんでおこないます。東司掃除には開運のみでなく人間形成において絶大な力を発揮します。

【東司掃除は掃除機を使わず手で洗い清めることから】
・自分で掃除することによって、自分の家だけでなく余所のトイレ(他の部屋や借物なども)を使用する時に自然に綺麗に使う事を心掛ける人間になれる。
・頭を下げて掃除することによって、自然に謙虚な人間になれる。
・汚れた個所に顔を近づけて掃除をすることによって、自然によく気が付く人間になれる。

洞源庵で仏教体験をしてみませんか?
お気軽にお問い合わせください。

TEL:06-6721-0304

住職のひとりごと

パソコンで検索するとアスリートや芸能人等、以外と沢山の著名人が「トイレ掃除」を実践している。本来はご利益などを期待してする修行は修行ではないといわれます。しかし、私は宗教において現世利益を求める事は良いと思っている。ここを訪れてくださった方々が少しでも人生において、「生きやすく、楽しい人生」を歩んでいただけるよう祈願いたしまして、「東司掃除」と「烏枢沙摩明王」の事を紹介させていただきました。